ゼロ起業よりM&Aがホントにいいのか?


今年からM&Aのアドバイザリーの仕事を手掛けておりまして。

なんとか良い条件で、と格闘しているわけですが。

こんな本がわりと売れてるみたいですね。



後継者がいない会社を個人が買い取るのは合理的な考えです。

それなりの大きな会社で頭角を現して、起業家スピリットが旺盛な方なら検討の余地はありそう。


ですが、経営者の覚悟は本で学んでできるもんではないんですよね。

長年勤めてきた従業員の生活がかかっているし、

40代後半の従業員は退職したら次の職場を探すのは大変なことが多い。

会社を継続するための運転資金は借入しなくてはいけないだろうし。

当然、個人保証はくっついてきます。返済しない限り、借金に追われることになるんです。



それより、リアルに現場を想像すると。

今の社長が辞めます。そのあと、まっったくの他人が社長として入社してきます。

誰だ、コイツ??と不審がる従業員たち。

その中で、改革を進めようと奮戦する新社長。

前社長がフォローしてくれればまだ何とかなるんでしょうが。



前社長との連携と引き継ぎは必須です。

そして、会社を引き継げるように整理整頓(改善ですね)も行う。

でもそれだけではダメで、

新社長に従業員を惹きつけるような個人的な魅力や、結果につながる頑張りがないと。

うーん、厳しいんじゃないかな……


大手法人による買収なら、社長交代!とか豊富な資金をバックになんとでも手を打てるのでしょうけどね。

ということをつらつらと考えてしまうのでした。